大きく拡げて、濡らした指で淵をすうっとなぞる。
白く、すべらかなその部分の真ん中に、柔らかい肉が液体をしたたらせながらのめり込んできた。
「あ・・・ダメ、そんなにいっぱい・・・」
左右のヒダが、包み込むように優しく閉じていく。
指は悪戯をするように、つい、つい、つい、と柔らかい皮を弄ぶ。
震えるように収縮したヒダの隙間から、ジュワッと汁があふてれきた。
「いやぁっ・・・!」
ぷっくりとふくらんだ皮は、はちきれそうに膨張している。
「ダメ、ダメ、ダメ、こわれちゃうぅ・・・」
ぎゅっ!と強く、封じ込めるようにヒダをつまんで、
餃子くらいなら自分で作れる。